10月24日(木)・10月25日(金)に老人クラブ連合会の役員研修へ行ってきました。
2日間で旭川方面にある5カ所を見学しました。
会員の皆さんと改善センターを出発し、バスに揺られて約1時間半、最初に向かったのは【川村カ子トアイヌ記念館】
1916年に開設され、今年で108年目を迎えた川村カ子トアイヌ記念館。
当時実際に使われていた道具や、家という意味を持つ「チセ」という建物など当時の旭川のアイヌ民族がどのように暮らしてきたのか、そのような歴史を歩んできたのかが学べる場所でした。
川村カ子トという名前を聞いて女性を連想する会員の皆さん。
記念館で実は男性だったことを知り、「男の人だったね!」「女の名前だと思った!」など驚きの声が多く上がっていました。
偉大な力を持つ「ヒグマ」を神という意味を持つ「カムイ」と呼んで敬ってきた当時のアイヌ民族たちが、伝統的な生活からの転換を余儀なくされ、生きていくために観光客をターゲットにした土産物として「木彫りのクマ」を作り始めたそうで、この川村カ子トアイヌ記念館の2階にはたくさんの木彫りのクマが並んでいました。
個性豊かなクマたちを眺めて、熱く語り合ったまましばらく動かない会員もいました。
その後、イオン旭川西店で自由に昼食を食べた後、5分ほどバスに揺られて【旭川市科学館サイパル】へ向かいます。
「科学」との出会い。をコンセプトに様々な化学原理を体験的に楽しみながら学ぶことができる場所でした。
2時間の見学のうち、前半をプラネタリウム、後半を自由見学とし、プラネタリウムでは旭川市の夜空を眺めながら、今の時期に見える星座や、現在研究が進められている惑星のお話などが解説され、建物や街頭の電気が完全に消えると、明かりで隠れていた数々の星をはっきりと見ることができました。
その後自由見学となり、プラネタリウムコーナーを出てすぐの所に期間限定でクマに関する展示が行われており、会員たちは釘付けに…
テレビや新聞のニュースでも度々話題になっているクマ。
この展示では実際に監視カメラに写っているクマの映像が流れていたり、毛皮が展示されていたり、立ち上がった時の等身大パネルの展示などがあり、クマがどれほど恐ろしい物なのかがわかります…。
クマ展から動き出した会員は奥へと進み、化学展示コーナーで、10分の1の重力を体験する会員、震度5弱の地震体験をする会員、地球環境問題クイズをする会員などそれぞれが自由に見学していました。
様々な体験をした後は、再びバスに揺られ、【旭川空港】へ向かいます。
展望デッキで飛行機の到着を見ることができ、荷物の積み下ろしや機体チェックなど、普段見られない様子を語り合いながら眺めていました。
その後、今回の宿【森のゆ ホテル花神楽】へ到着し、1時間ほどの自由時間を設け、温泉に入る会員やお土産を購入する会員などそれぞれが行動した後、18時より宴会開始となった。
カラオケを楽しむ会員や、周りの会員と楽しそうに会話をしながら食事をする会員など、とても賑やかでした。
体調を崩すこともなく終わることができ、最後に記念撮影をしました。
2日目の朝、各部屋ごとにレストランで朝食を食べ、宿を出発し【白金 青い池】へと向かいます。
綺麗な青!…というよりはエメラルドグリーンのような緑に近い色でしたが、それでも、とても神秘的で綺麗な色でした。
季節柄、外国人観光客が多く、いろいろな言語が聞こえてくるのが楽しい様子の会員たち、「何言ってるかわかんないわぁ」「これは何語だ?」「こう言ってるんじゃないか?」など困惑しながらも適当に翻訳し、笑いあっていました。
せっかくの綺麗な景色なので、会員を集めて再度、記念撮影をします。
その後、青いソフトクリームを「何味だ?」「どうやって色を付けたんだろう?」など、青の正体は何なのか語り合いながら食べていました。
その後、青い池のすぐそばにある【道の駅 びえい「白金ビルケ」】で、お土産を購入します。
ビルケとはドイツ語で「白樺」という意味があり、その名の通り白樺の木が多く植えられていました。
その後はイオン旭川西店で自由に昼食を食べ、【旭川市博物館】へと向かいます。
1日目の川村カ子トアイヌ記念で見た「アイヌ」について、もっと詳しく知ることができる場所でした。
博物館入り口では、昔のストーブや洗濯機などの生活用具などが展示されており、会員は懐かしみながら語り合っている様子でした。
ある場所からしばらく動かない会員がいたので、何を見ているのか近づいてみると…
そこにあったのはクマの毛皮。クマがいると止まらずにはいられないようです。
「顔が可愛いからメスのクマだ」「俺が手を広げたくらいはある!」など盛り上がっている様子でした。
その後、奥へと向かい、アイヌ民族が実際に使っていた道具や実際に住んでいた建物などを見て回りました。
しばらくして、吹き抜けの場所の3本の木を眺めながら動かなくなった会員がいました。
何がそんなに気になっているのか、別視点で会員の視線の先を撮影してみると…
やはり「クマ」
今回の見学先でクマを見つけると語らずにはいられない会員たちでした。
その後は自由に館内を見学し、バスで新十津川町へと戻りました。
今回の役員研修は、どの見学先でも楽しそうに会話をしながら見ている様子がとても印象的で、誰も体調を崩すことなく無事に研修を終えることができたので良かったです。
来年度も会員の皆さんに満足していただけるような、笑顔になっていただけるような役員研修になりますように。